尾張屋

Windows環境のPythonでTA-Libを使えるようにする

テクニカル指標を簡単に算出できる「TA-Lib」というライブラリがあります。

テクニカルの計算式を一つ一つ覚えてプログラムに落とすのは非効率だと思い、これをインストールすることにしました。

そうしたら半日かかりましたw

なんとか完了したものの、環境が変わるなどしてもう一度インストールする必要が生じたときに再現できないと思ったので、パンくずを書き残しておきます。
画像なしです。万が一読む人がいたら画像つけます。

使っているパソコンはWindows7,プログラミング言語はpythonです。
MacやLinuxだとこの記事は参考になりません。
WindowsでPythonを使っていてpip installでTA-Libがインストールできなかったときの参考記事です。

環境の確認

まず、使っているパソコンが何ビットなのを確認します。

「スタート」→「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「システム」

ここに書いてある「システムの種類」が32ビットなのか64ビットなのかを覚えておきます。僕のパソコンは64ビットでした。

次に、使っているpythonのバージョンを確認します。

「スタート」→「プログラムとファイルの検索」

ここに「cmd」と打ち込んでコマンドプロンプトを呼び出します。

すると(base)C:\Users\user>とかなんとか出てきます。これも覚えておきます。

そして、この黒い画面にpython -Vと入力します。

するとpythonのバージョンが確認できます。僕はPython 3.6.4でした。これも覚えておきます。

ダウンロード

ここまで、3つのデータを覚えました。

ではコンパイル済みのTA-Libをダウンロードします。

https://www.lfd.uci.edu/~gohlke/pythonlibs/#ta-lib

上記のURLの中に「TA-Lib」があるので探します。

TA-Libにもいろんなバージョンがあり、その中で自分の環境に合ったものをダウンロードします。

僕のパソコンは64ビット、pythonのバージョンは3.6.4なので、

TA_Lib‑0.4.17‑cp36‑cp36m‑win_amd64.whl

こちらをダウンロードします。もじゃもじゃ書いてある中の「win_amd64」がパソコンのバージョンを指し、「cp36」がpythonのバージョンを指しています。

ダウンロードファイルを、さきほどコマンドプロンプトを開いた際に表示されたフォルダに保存します。

僕は(base)C:\Users\user>と出たので、

「C:」→「User」→「user」

ここに保存します。

インストール

ダウンロードしたので、インストールします。

コマンドプロンプトを呼び出し、

python -m pip install (ダウンロードしたファイル名)

と打ち込みます。

Successfully installed ~と表示されたら完了です。