せっかくブログを書くからには、多くの人に見てもらいたいと思うのが人情だ。
今回は、Web上で人を集めるためのコツ「Webライティング」の基本を学んだので書こうと思う。
ブログ記事は、日記を書いているなら自分の分身となり、自分がどういう存在かを記事が代わりにアピールする。また、アフィリエイトをするなら記事は営業マンとなり、読者を集め、信頼関係を築き、商品の紹介をし、販売、フォローまでを行ってくれる。
人付き合いや営業ににコツがあるように、ブログ記事作成にもコツがある。以下にご紹介する記事作成のコツを読めば、ブログ記事を、より「ネットに強い」ものにすることができる。
タイトルのコツ
タイトルは、読者とあなたが初めて接する導入部になる。
記事の中で最も目立つ部分であり、読者はタイトルを読んで、中身を読むかどうかを決める。
タイトル付けのコツは以下の3点だ。
1.記事内容が伝わること
これは読者の利便性に関わる。どんな記事が書かれているかを端的に表しているタイトルが理想的だ。
タイトルに続く本文が読みたくなるような、興味を引くタイトルを考えよう。
魅力的なタイトルの付け方は、雑誌を参考にすることでたくさん学ぶことができる。
なぜなら、雑誌には、プロのコピーライターが考えに考え抜いた、読者をひきつけるタイトルが付けられているからだ。
逆に本文とは関係ないタイトルをつけてしまうと、タイトルに期待して本文を読んだ読者の信頼を失うことになる。また、あなたのブログは検索エンジンがチェックしているが、タイトルと本文に関係性がない場合には、検索結果のタイトル名を変更して表示してしまうことがあるので注意が必要だ。
2.キーワードを含めること
タイトルにキーワードを含める理由は、検索経由でブログに訪れる人を考えてのことだ。
たとえば、ダイエットについてものすごく有益なことを書いたのに、タイトルが「マジやばい方法見つけた!」ではダイエット方法を探している人は誰も気づいてくれない。毎回ブログを読んでくれる仲の良い友達は読んでくれるけど。
だから、タイトルには検索結果で上位表示を狙いたいキーワードを含めよう。タイトルに「ダイエット」と入っていれば「ダイエット」で検索してきた人があなたのブログを見に来るし、タイトルを「京都の仁和寺の歴史に感動した」にすれば「仁和寺 歴史」と検索した人がブログに来る。
検索結果で上位表示されれば、あなたのブログに訪れる人はぐんと増える。なぜなら、検索をする人のほとんどが、上位表示された記事しか読まないからだ。どうすれば上位表示されるか、その仕組みをGoogleは秘密にしているけど、すでに分かっていてしかも一番大事なことは、他のブログより品質の高い記事を書けば良い、ということである。
3.全角28文字に収めること
これは、検索結果に表示される文字数が28文字までだからだ。
28字以降は「…」となって切られてしまう。
しかし、28字を超えても、Googleはタイトルの全文を読み取っているので、文字数を28字に収めることは、読者の利便性のためだ。
28字内に情報をたくさん入れるためには、小手先のテクニックだけど、半角にしても大丈夫なものは半角にして文字数を稼ぐ。文字は全角の方が目立つので全角のままの方が良いが、たとえば、スペースや/、[]、()などは半角にすれば、そのぶん、ほかの情報を入れることができる。
本文のコツ
読者がタイトルを読んで「どんな記事なのかな」と思ってクリックしたら、いよいよ本文の登場だ。
本文で一番大事なことは、なんといっても、良質な記事を書くことだ。
検索経由で訪れる読者のことを考えるなら、検索とは読者の疑問から起こる行動だから、その疑問に答える回答を返していることが求められている。
仁和寺の歴史について書くなら「仁和寺 歴史」と検索して来た人が「おおっ」と思うような記事を目指す。
逆に本文が「仁和寺行った。歴史のお話を聞いて、とても楽しかったです。でも、少し眠かったです。おしまい。」だけだと、ブログに来た人は「このブログを書いている人はとても忙しいのだな。」と思って二度と来なくなってしまうし、Googleも「なんだスパムか?」と判断して検索上位に表示してくれない。
数多のブログより目立つためには、品質の良い記事を書く事だ。これはGoogleも「品質の良い記事を上位に表示しますよ。」と宣言している。
そして、良質な記事を書くこと以外にも押さえておくべきポイントが3つある。
1.本文の長さについて
様々な議論があるが、検索結果の上位を占めている記事は、文字数が多い傾向があると言われている。
長文のコンテンツは、200単語程度のブログ記事よりも、上位に表示されるのだろうか?
こちらを明らかにするために、我々は自身のデータを分析してみることにした。
データから異常値(51単語以下のページと9999単語以上のページ)を除外した後、我々が発見したことは、長文のコンテンツは、短文のコンテンツよりも、明らかに順位が良いということであった。
我々の分析結果によると、Googleで1ページ目に表示されているコンテンツの平均単語数は、1,890単語であった。
なぜかと言われるとはっきりした根拠が分からないが、おそらく長い記事の方が情報量が多いため、読者満足度が高いためだろうと言われている。
しかし何より重要なのは、読者の検索(疑問)に対する答えがバッチリ入っている、ということだ。
2.見出しタグの使い方
読みやすい記事というのは、本文の要所要所に見出しが付いている。
新聞や雑誌に必ず見出しが付いているのは、読者が読みたい記事だけ読めるようにとの気遣いでもある。ブログでも同じように、見出しはタイトルの次に大切な要素となる。
見出しの上手な使い方は、見出しだけを拾い読みしても意味が通じること。
なぜなら、ネットの記事は流し読みされる傾向が強いので、その時、大きめの文字で書かれている見出しで読者の理解を促すことが出来るからだ。
見出しが効果的であることから、検索エンジンは見出しに含まれているキーワードには、多少、高い評価を下しているといわれている。つまり、「この記事は何について書かれているのかな?」の判断材料にしているということだ。
文字を<h2>と</h2>で囲むと見出しとして扱われる。
また、hの後ろの数字を変えると、それぞれ大見出しになったり小見出しになったりする。次のように覚えれば良い。
<h1>はタイトルにすでに使われているから、本文中の見出しには<h2>から使おう。
そして、順序をあべこべにしないことも大切だ。
つまり<h3>の下に<h2>がくるようなことがないようにする、ということだ。
順序を逆にしてしまうと、検索エンジンや読者を迷わせる原因になってしまう。
3.アイキャッチ画像とALT属性
文字だけの記事より、画像が使われている記事の方が、読者の注意を引きつける力が強くなる。
画像の使用がGoogleのランキングにどのような影響を与えるかを測定するため、ページのボディ内(ページ内のコンテンツ部分)の画像の有無を確認してみた。
我々のデータによると、コンテンツ内に最低1つでも画像が使用されていれば、まったく画像のないコンテンツよりもはるかに順位が良いことがわかった。
この画像を「アイキャッチ画像」という。
文字通り、「目を引く」ための画像だ。
画像は、本文の一番はじめに本文内容がよりイメージできる画像を一つあれば良く、必要であれば、本文中にもイメージ画像を貼り付けよう。
そして、検索エンジンは画像を認識できないため、その対策として画像に「ALT属性」という名札を付けるとなお良い。
ALT属性は画像を非表示にして閲覧している読者にも効果的だ。なぜなら、ここで付けた名札が画像の代わりに表示されるからだ。かくいう僕も、会社でこっそりインターネットをする時は画像を非表示にしている。
ALT属性の付け方は簡単だ。まず、普通にブログに画像を貼り付ける。すると以下のような文字列が表示されるはずだ。
<img src=”〇〇〇〇”>
この文字列の中に、 alt=”××××” を加えると、名札を付けることができる。××××には画像にふさわしいタイトルを付けよう。たとえば、
<img src=”〇〇〇〇” alt=”奇跡の寝ぐせ”>
とすれば、Googleは「この画像は寝ぐせに関する画像なのだな!」と認識できるし、画像を非表示にしている人も気になってしかたないだろう。
おわりに
ブログの核であるタイトルと本文で押さえておくべき基本は、以下の通り。
Webライティングの基本的なコツをを押さえて、記事をたくさんの人に見てもらおう。