長く読まれるブログにするために、あえて流行を追わない戦略もあり

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ブログでもツイッターでもインスタグラムでも、一度アップしたものは半永久的に残ります。

しかし、残るからといっていつまでも読まれ続けられるかといったらそうではありません。

モノには流行り廃りがありますが、それは情報も同じです。

はじめはあまり目立たなかったものが、ある時をきっかけにだんだんと広まっていって、ピークを過ぎると下火になっていく。これを「普及曲線」と言います。

富士山型普及曲線

昔はこうした形が一般的でした。「富士山型」と呼ばれます。しかし今は情報の伝達スピードが速いし、たくさんの情報が次から次へと追加されるので流行の波も一瞬で終わってしまいます。

ペンシル型普及曲線

「ペンシル型」と言われています。一気に拡散してあっという間に消える。世知辛い世の中ですが、今の時代の流れの中では仕方ないところがあります。

ですから、情報発信者が意識することは、流行りを追いかけることではなく、そのベースになるニーズを押さえた情報を発信していくべきだということです。

たとえば、新しいリップクリームが発売されたとします。

ブログでその新商品を取り上げれば、ある程度はアクセスが流入してきます。しかしそれは一時的なものです。

ですから、ここではリップクリームの記事を書くのではなくて、「唇の乾燥」についての記事を書くほうが記事の寿命が長くなります。

リップクリームの流行はあっという間に終わりますが、人の悩みはいつの時代でも大して変わりません。唇の乾燥についての記事を書いておけば、定期的に人が訪れる記事になります。冬になって空気が乾燥するたびにその記事は読まれるでしょう。その記事の中で、リップクリームのアフィリエイトリンクを貼っておけば、記事を読む人の何割かが興味を持ちます。

基本的に、固有名詞が多いほど読む側にとって刺激的で、しかもあっという間に冷める記事になります。

たとえば、大衆雑誌は極端に固有名詞が多いです。そうすると刺激的だからです。「お笑い芸人○○と女優××のデート現場をとらえた!」と書くと読者は「え!あの○○君が!?」とハラハラドキドキします。そして時が経つと忘れられていきます。

しかしここから固有名詞を抜いて「男と女が会った!」だとどうでしょうか。刺激0です。

こんな風に、特定の固有名詞使うと威力が増し、反面持続力が限定されます。

ですので固有名詞を避けて人のニーズに関わる記事の方が寿命が長くなります。そのような記事は、たとえある商品の寿命がきても別の新しい商品を繋げることでその記事から売り上げを生み出すことができます。

このような記事をいくつも持っていることで、一つの記事にアクセスを頼らないリスク分散が可能になり、安定した収入を得ることができるようになります。

キャンペーンが終わったら使い捨てになるような記事とは違い、情報資産となって価値を増し続けていくことができます。

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