食後すぐに自転車に乗ると逆流性食道炎になる可能性

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

食事の後に運動したい、という方は多いと思います。

私も食べてすぐに眠くなってしまう人なのでなるべく動くようにしています。

私は東京住まいなので、移動に自転車を使うことが多いです。山手線内なら電車で行くのと時間がさほど変わらないからです。

しかし、食べた後に自転車に乗るのは止した方が良いことがわかりました。

食後の運動はランニングの方が良いワケ

最近、食後に自転車に乗ると胃のあたりに不快感を感じることが多くありました。

なんかこう、食べたもののおさまりが悪いというか、戻ってこようとしている感覚がある。

「なんかの病気なのかなあ」と漠然とした不安を感じていました。ちょうど実家で母が胃の検査をしたという話を聞かされていたので、私も診てもらった方がいいのかな、なんて思っていました。

不快の原因が食べ物にあるのか胃にあるのか自転車にあるのか、わからなくて困っていました。

ところが、この本を読んだ時にスッキリしました。

私の姿勢が悪いというので父が買ってくれた本です。姿勢の治し方から姿勢が良いことによるメリット、姿勢が悪いことによるデメリットまで書いてあります。

そして姿勢が悪いことによるデメリットの中に、「内臓が圧迫される」という項目があったんです。

「原因はこれだ」と確信しました。

胃と食道の間には噴門があって、入った食べ物が戻ってこないように蓋をする役割をしています。

それが姿勢が悪くなることで、開いてしまうんだというんですね。

胃と食道の間は噴門と呼ばれ、食べ物が胃に入ってくる時以外はキュッと閉じて強い酸性の胃酸が上がってくるのを防いでいます。
ところが、何らかの原因で噴門が緩み、ほんらい胃に収まっているはずの胃酸が食道に逆流し、食道の内壁を痛めつけるのが、逆流性食道炎です。
こうなると食道が荒れ、胸やけやむかつきがひどくなってしまいます。
噴門はいつもはゴム風船をしばったようにキュッと閉まった状態でぴんと張っている横隔膜を貫いています。ところが猫背になると横隔膜がたるみ、噴門が押し上げられた形になります。すると、胃酸が食道に逆流しやすくなるのです。

私が乗っている自転車はクロスバイクです。前傾姿勢でこぐような構造になっています。その方が足に力が入るし風の抵抗を受けにくいからです。しかし見るからに内臓に負担がかかっている。噴門が開いている。不快の原因はこれでした。

試しに食後に背筋を伸ばして自転車に乗ってみると不快感が起こりませんでした。

このことから、食後に運動をするならランニングの方が良いと思います。食後に自転車に乗ることはできるだけ控えて、どうしても乗らなければならない時は背筋をピンと立てて乗ることをオススメします。

内臓のことを考えると、自転車はマイナスポイントですね。気持ち的にはプラスなんですが。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*