今とても眠いです。なぜなら朝の5時だからです。眠いのでブログを書いています。「なにやっとんだ┐(´д`)┌ヤレヤレ」と思われるかもしれませんが、文章を書くことで目が覚めてくるので書いています。
私は社会人になってからずっとデスクワークをしてきました。デスクワークは座りっぱなしで楽ではあるのですが、眠くなることが多いです。
楽な姿勢をしている時に眠くなるのは生理的には自然なことですが、理性的には仕事に集中するために楽な姿勢を取っているだけで、寝るためではありません。
この「生理VS理性」の激しい戦いは毎日のように起こります。まるでかつてのイギリスとフランスのように、生きている100年のあいだ断続的に起こります。この二者間の対立の場合、理性を正義だと考えるのが妥当でしょう。
私は理性に勝利をもたらさんため、様々な支援を行なってきました。「フリスク」「水」「体を動かす」「息を止める」などいろいろ試してみましたが、どれも眠気を追いやる決定打にはなりませんでした。
ネットを調べると、他にも「変顔をする」や「肛門をしめる」といった眠気覚しの方法が紹介されています。しかしデスクに座りながら変顔をしていたら周りの人に心配されて病院に行くことを薦められるかもしれないし、眠いときに肛門をしめたらオナラを我慢しているように思われてしまいます。
寝不足でないのになぜ眠くなるのか?
まずは眠くなる原因を突き詰めなければなりません。
寝不足ではないのです。十分に寝た翌日でも眠くなります。その時のショックたるや「俺、一日中寝てるやん」という自己嫌悪に陥るほどです。
一時期は睡眠障害ではないかと心配になったこともありました。ネットで調べると「ナルコレプシーである」と診断されます。しかし、ネットの情報をむやみに信じてはいけません。なぜならネットは読者の感情を煽る記事のほうが目立つようになっているからです。
ネットの情報に信憑性はあるのか、危険性はないのか。ネットとの付き合い方について、インターネットネイティブ世代の主張
では冷静に考えて、どういうときに特に眠くなるかというと、長いこと自分を観察してきてわかったのは「余裕があるとき」だということです。忙しく一つのことに集中している時には眠くなりません。そういう時より「なんと穏やかな日和であることよ」とゆとりを持っている時のほうが脳は疲れます。なぜなら、頭がノーガードになっているからです。私の場合、注意が散漫になった結果、まわりの話し声が全部あたまに入ってきて脳がビジー状態になって眠くなる、というのがいつものパターンです。
このような話が頭に入ってきて無限ループするので眠くなるしかありません。
眠気覚ましには“話す”が効く
話を聞いていると眠くなることが多いですが、話すと眠気に大きな効果があるといわれています。
私によく話しかけてくれる同僚が職場にいます。仕事の話もありますが、他愛のない話を振ってくることも多くあります。おしゃべりをあまりしない私としては、彼がなぜそんなにも話をしようとするのかが不思議でした。ひょっこり私の席にやってきて話しかけてきます。
わざわざご足労いただいてまで報告するのは面倒では?と私は思うのですが、彼はまるで仕事の一部かのように話をしてくれます。
「もしや私を気遣ってくれているかもしれない」と私は考えました。そうだとしたら私はあまりにそっけない返事をしていた。私はいつも眠くて忙しくて、デスクでは難しい顔をしているからです。彼には申し訳ないことをしたな、と思ったら彼が言うには「眠いから話している」のだそうです。
眠気は脳が休止状態になることで起こりますが、話すことで活動状態に戻すことができます。
眠気覚ましに“書く”が効く
話すことが良いといっても、環境によっては話すことが難しい場合もあります。私の同僚のようにおしゃべりが得意な人ばかりでもありません。中には独り言をぶつぶついいながら仕事をしている人もいますが、それよりは“書く”ほうが効果的です。
書くことは話すことと同じく脳の言語野を使います。お休みモードに入りかけた脳を活動モードに切り替えることができます。
ただし、何を書こうかと悩んでしまうと、まるで勉強でもしている時のように退屈になって余計に眠くなります。気軽に楽しみながら思いつくことを書いていくことがコツです。
何気なく書いたものを後で校正してブログにでもすれば一石二鳥です。
ネットを探しても眠気対策に書くことを挙げている記事があまり見つかりませんがオススメです。
おわりに
先日、交差点で信号が青になるのを待っていたとき、二人の女性が話しながら隣に並んできました。一人はベビーカーを押していました。
ベビーカーはA型を対面式で使っていて、赤ちゃんが寝っ転がっていました。赤ちゃんはお母さんに笑顔を向けてしきりに何かをしゃべっていました。私はそれを見て「元気だなあ。」と思っていましたが、お母さんは赤ちゃんに「あ、眠いんだな。無理しないで寝てもいいんだよー。」と言ってママ友と笑っていました。
せっかく愛想を振りまいていた赤ちゃんでしたがお母さんには本音がバレていたようです。これではまるで、就活の面接で無理してつくった笑顔を面接官に見透かされて後で「あいつ無理してたよなww」と社内で話題になるようなものです。
言葉を使うことが眠気覚しになることを、赤ちゃんでも知っているのかもしれません。