夏にミニトマトを育てていて、たくさん実が実りました。
植物を育てるとけっこう考えさせられることが多くて、勉強になります。
熟した実はとって食べましたが、一粒だけ残しておきました。種を育てるためです。
そうして来年、その種をまいて二世を育てようという計画です。うまくいくかはわかりません(笑)
一世は夏が終わると同時に枯れ、一粒の熟れ過ぎた実だけが残りました。
これを来年までとっておかなければならないのですが、いかんせんまだまだ時間があります。
放っておいたら発芽すんじゃね?という疑問がわいてきました。
ジャガイモは放っておくと発芽します。じゃあ他の野菜や果物は?と思って調べたら、わずかながらそういった例があることがわかりました。
しかしこれは例外で、ふつうは果実の中に「発芽抑制因子」というものが含まれていて、芽が出ないようになっているそうです。
この自由研究小学5年生がやってます。すげー勉強になりました。私が小学生の時の自由研究は粘土で無人島作ってたからなあ。誰のためにもならないww
そんなことはともかく植物はすごいですね。この発芽抑制因子は「アブシジン酸(ABA)」といって、植物ホルモンの一種です。
発芽に適した条件が整うと減っていき、発芽ゴーサインが出るそうです。
アブシジン酸のことをネットで調べると、こいつは人体に毒だという記事がたくさん出てきます。だから種である玄米はそのまま食べるな、ちゃんと毒抜きしてから食べろと書いてあります。
とても勉強になる話ですが、ふと疑問に思ったのが、発芽抑制因子が毒だとしたらスイカは毒の塊になってしまうということです。スイカだけでなく野菜や果物、豆類はほとんど毒であるという理論になってしまいます。
だからもしあなたがどこかで「玄米は毒なんだから。そのまま食べてるなんてほんとあなた大変よ。」というような話を聞いたら過信しすぎない方が良いということです。
個人的には、実というのは鳥に食べてもらって種を運んでもらう役割があるものだから、そこに含まれているアブシシン酸が毒だとしたら鳥くわないじゃん、という意見です。
ちなみに話が変わりますが、以前ブドウ園のおじさんに聞いた話で、果物は鳥に種を運んでもらうために種は固く、果実は適度に甘くそして酸味があるのだそうです。だから種なしブドウってブドウ自ら美味しくなろうとしないそうですよ。
種なしピオーネやシャインマスカットは確かに美味しくて人気ですが、あれは「人工の甘さ」であり、フルーツというよりはお菓子に当たるそうです。いつか無くなるだろうと言っていました。
おわりに
話がずれているついでにさらにずらすと、トマトを育て終わったプランターにはスズメがやってくるようになりました。砂浴びをするためです。
凹んでいるところはスズメのお腹の跡です。かわいいです。
浴びるときにめっちゃ鳴く時があって、早朝にそれをやられると寝ていて目が覚めるほどです。おそらく相当ストレスが溜まっているのではないかと思います。酒を浴びるように飲んでストレスを発散させる方もがいますがスズメも「砂浴びねーとやってらんねー!!」と朝からヤケ砂をしているように聞こえます。
ともかく種の仕組みにしろ残った土の使われ方にしろ、自然はうまくできているものですね。