自己投資

自分の意見を持つために。アラブ人の意見を聞いてみると悩まなくていいことがわかる。

地球には70億もの人がいます。見た目も様々ですが、それより考え方が様々です。特に最近は、過激な考え方が目立っています。

ドナルド・トランプにしても、中東の誰かさんにしても、北朝鮮のアナウンサーにしても、とにかく日本人からしたら「なんでいつも怒ってんの?」と言いたくなるような姿がテレビに映し出されることが多くなりました。

日本はそれらに対して、警戒はしているけれども「具体的にこうする」という姿勢は打ち出していません。日和見的な立場です。人間の大腸には善玉菌と悪玉菌と日和見菌がいますが、日本は日和見菌です。

この緑色のボンヤリしているのが日本。

世界では、善玉菌なのか悪玉菌なのかわからない人たちが叫んでいます。

これからどうなるかわからないから、日和見菌は立場を決めかねているところです。

しかし日本人はもっと自分の意見を持ってアピールしなければなりません。

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熱意を見られるのは面接だけじゃない。プレゼンやブログでメッセージを届けるには熱意が必要。

口で伝えるにしても、文章で伝えるにしても、「熱意」が大事だと言われています。

古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、弁論には「論理」「熱意」「信頼」の三つが大切だと言いました。

3つとも備えていることに越したことはありませんが、「論理はむちゃくちゃだけど一生懸命に話している」と心が動かされる場合があります。

たとえば、子どもの主張に論理はありません。信頼も、正直あんまりできません。

しかし、熱意は常にマックス、全力で主張してくるので、大人はそのお願いを聞いてあげることがあります。

世界中で大規模な講演会を開いている『TED(テド)』という非営利団体があります。各分野の専門家、また専門家じゃなくても「何か伝えたいことがある」人がスピーチをします。

すでに2000以上のスピーチを無料で見ることができ、スピーチや英語の勉強に使っている方も多くいます。


TED

多くのスピーチの中で、論理なしのスピーチを試みたアメリカのコメディアンがいました。聴衆にとっては、初めて会った、しかもコメディアン。つまり論理と信頼がありません。

情熱しかありません。アリストテレスのいう3要素のうち、1つしかないということです。そんな中でどれだけ聴衆を納得させることができるのか。

とても面白い動画なので見てみてください。

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『君主論』まとめ。リーダーよ、愛されるより恐れられよ!

『君主論』はリーダー論の古典だといわれています。

そこで「リーダーとはなんだろう」という期待をもって読んでみたのですが、イメージと大きく違っていました。

というのは、著者のニッコロ・マキャベリが、ドナルド・トランプも真っ青になるほど暴言を連発しているからです。

この本は、確かに「リーダーになるためにはどうしたら良いか」に特化した内容となっています。

特化したがゆえ、目的のためには手段を選びません。

つまり、善悪について判断をしません。

なぜなら、善が、人の上に立つには害となることがあるからです。

というのは、全体的によくよく考えてみれば、たとえ美徳と見えても、これをやっていくと身の破滅に通じることがあり、たほう、一見、悪徳のようにみえても、それを行うことで、みずからの安全と繁栄がもたらされるばあいがあるからだ。p92

この本ではむしろ、「民衆が悪いことをしてるなら、そのリーダーになるためには自分も悪いことをする必要がある。」とさえ言っています。

あなたが君位を守るうえで、味方にする必要ありと判断した人民、兵士、貴族とかの集団が、もし腐敗していれば、あなたも、彼らの気持を満たすために、その気風に染まらざるをえないのだ。となれば、このばあい、善行があなたの仇になる。p114

善い行いをすると公言する人間は、よからぬ多数の人々のなかにあって、破滅せざるをえない。したがって、自分の身を守ろうとする君主は、よくない人間にもなれることを、習い覚える必要がある。そして、この態度を、必要に応じて使ったり、使わなかったりしなくてはならない。p91

こうした意見の根底には、「人間はみんな悪い」といった性悪説的な考えがあります。

人はやむをえない状況から善人になっているわけで、そうでもなければ、きまってあなたにたいして、邪になるものだ。p139

そもそも人間は、恩知らずで、むら気で、猫かぶりの偽善者で、身の危険をふりはらおうとし、欲得には目がないものだと。p98

この教えは、人間がすべてよい人間ばかりであれば、間違っているといえよう。しかし、人間は邪悪なもので、あなたへの約束を忠実に守るものでもないから、あなたのほうも、他人に信義を守る必要はない。p103

中世イタリアの混沌とした世情がこのような考えを生んだのかもしれないし、マキャベリの不遇な生涯が思想を鍛えたのかもしれません。

いずれにしても、こうした本が数百年たった今も読まれ続けています。

ということは、いつの時代も似たような状況にあるのだといえるのかもしれません。

理想論ではなく、思い通りにならない現実の世の中で、リーダーであり続けるためにどうすれば良いかが考え抜かれた本です。

しかし、わたしのねらいは、読む人が役に立つことを書くことであって、物事について想像の世界のことより、生々しい真実を追う方がふさわしいと、わたしは思う。p90

古典だし、会社の社長なんかが読むべき本のように思われますが、暴走族のリーダーも、ヤクザのリーダーも読めば役に立つことうけあいです。

少し中身をのぞいてみましょう。

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伝わる文章の書き方。巣から飛び立った蜂が蜜を持ってくるように、良い文章は結果を持ってくる

「あなたの文章は、何を目的にしているのか?」

僕が8年ほど前にブログを始めた時、記事を読んだ友人がすすめてくれた本を読んで、こんなメッセージを受け取った。

それまで僕は「文章とは自分の心の内をとりとめもなく書き綴っていくものだ」と思っていたのだが、本を読んで書き方を変えるきっかけが与えられた。

友人は大手出版社に勤めていて、文章の書き方についてよく知っている。自身でもブログを開設していて、多くの人に読まれていた。

つまり、そんな友人が「文章の書き方」についての本を僕に渡すということは、僕の記事が「なっとらん」ということだったのだろう。

そのような意図があったとは、当時の僕は気づかなかった。本を読んで「ためになるなあ」と思っただけで、書き方を変えるきっかけは与えられたものの、そのチャンスを活かせなかった。

年月が経って本のことは忘れ、大掃除の時に捨てたか、誰かに貸したかで、思い出すことも無くなった。

それが今になって思い出したのは、最近僕が「表現力」を伸ばそうと思っているからだ。

自分に足りない「表現」について考えているうち、脳みそが記憶の奥底から「こんな本もありやすぜ」と情報を引っ張り出してきた。

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ビジネスやスポーツで「勝ち」にこだわる漢(おとこ)なら、『孫子』の名言は押さえておこう

『孫子』に何が書いてあるか、一言でいうなら「勝つための原理」だ。

中国のもっとも古い、またもっとも優れた兵書だが、その深い思想は「戦争でどう勝つか」のみならず、あらゆる勝負事に応用が効く。

「ビジネス」「スポーツ」「受験」「人間関係」「自分自身」に勝つために、現在も世界中で読み継がれている古典だ。

まとめるような書物ではないけど、読んだのだから記録に残そうと思います。

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いじめやパワハラ対策にも!反論の心構え

議論は避けることが鉄則だ。

デール・カーネギーは『人を動かす』の中でこう言っている。「議論は、ほとんど例外なく、双方に、自説をますます正しいと確信させて終わるものだ。」

しかし、どうにも避けられない事態に陥ることもある。相手がこちらに敵対心を抱いており、こちらが主張しない限り相手の思うつぼになってしまうような場合だ。

この点、僕は全く対策をしてこなかったため、この歳になって後悔することしきりである。

これ以上後悔しないため、また、この記事を読む人が少しでも強くなるため、そして、日本人が発信力を高めてこれ以上「国際会議で最も大変なのは、日本人をしゃべらせることだ。」と言われないようにするために、今回は「反論と主張」について、これまで僕が経験したダメダメなエピソードを交えながら書いていく。僕の経験は反面教師になること請け合いだ。

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難しいことを面白く伝えられたら指導者として合格

「今日は久々に面白い話が出来そうです。」
そう言って、44年間の指導者人生から得た教訓を話してくれたのは、元卓球女子日本代表監督であり、東京富士大学教授の西村卓二さんだ。

今回は、先日聞いた西村さんの講演内容をまとめたいと思う。テーマは「指導」だ。人を育て、動かすにはどのような考え方を持つべきかを話していただいた。

この講演、聴衆の反応が良かったことも手伝い、はじめこそ「只今ご紹介に預かりました西村と申します。この度は…」と堅苦しい雰囲気だったものの、最後には盛大な拍手に「こんなに拍手をもらったのは結婚式以来です。」と冗談が飛ぶほど和やかな時間となった。

「世界選手権の舞台に立った時の緊張感を持って話します」と時間ギリギリまで話していただいたその熱までは伝えられないかも知れないが、以下、記録したノートを整理したもの。

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要約『人を動かす』デール・カーネギー著

『人を動かす』を一言でまとめるなら、「相手に重要感を持たせて動いてもらう」ということになるだろう。

重要人物でありたいがゆえに、人は文明を興し、あるものはビジネスをし、あるものは慈善事業をし、あるものは犯罪を起こし、あるものは自分を傷つける。

こうした人間の行動原則を、ふんだんなエピソードを用いて紹介している。ここでは思い切ってエピソードを割愛し、読み返しやすいところまで凝縮した。

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引きつけられる話を分解すると、3つのストーリーが含まれていることがわかる

映画を観に行くことが多い。どの映画も面白い。なぜなら、どうやったら面白い作品が出来るのか、作る側がわかってシナリオを作成しているからだ。

ハリウッドもビジネスだ。会社が生き残るためには、行き当たりばったりの作品を作るわけにはいかない。「これめっちゃ人気でそうじゃん?」というノリで何十億も制作費をかけて映画を作っているわけではない。彼らには、確実に成功させるためのノウハウがある。

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ウェブの世界はアイデアがすべて。枯れないアイデアのつくり方。

ウェブの世界はアイデア次第。よく「アイデアがいいだけで実現可能性がないものは…」と言われるが、ウェブの世界は考えが命だ。良い案さえ浮かべば、それを実行するのはリアルと比べたら段違いに楽だ。

しかし、そのアイデアが浮かばないからみんな苦労してる。いつも面白いアイデアを思いつく人がいるが、彼らの頭の中はどうなっているのか。いきなりアイデアが降って湧くのはなぜなのか?彼らが選ばれし戦士だからなのか?

しかし、そうではなかった。アイデアは、車を作るように、その作成工程が決まっている。その過程を知り、訓練することで、誰でも画期的な案を生み出すことができる。

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