次から次へと面白い企画を思いつく秋元康の考え方

秋元康は「売れる企画」を考えることがうまい人です。

今の印象としては“アイドルグループのプロデューサー”という面が強いですが、それは秋元康さんが秋葉原が好きだとか乃木坂や欅坂といったの“坂フェチ”だからなのではなく、かつては演歌をプロデュースしていたこともありました。

その哲学は「人は素人っぽいものを好きになった後には玄人っぽいものを好きになる」というところにあり、つまり時代に合わせて人の興味が変わるから、それに合わせてウケるものを送り出しているだけだということです。

だから、今はアイドルが熱い時代で毎日ライブをやっても人が集まりますが、この先アイドル熱が冷めてくるようなことがあれば、また演歌を作ったりもするということですね。

まるで季節によって作るものを変えている農家のような考え方です。

しかし時代は変わっていっても、面白いものを作る核は変わらないといいます。本で紹介されていたので少しご紹介します。

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日本には風刺の文化がないから若者が政治に関心を持たないという仮説と、風刺の代替え案

日本の若者は政治に対する関心が低いといいます。

投票率を見ても、選挙に行くのはおじさんおばさんばかりなので、政治家はおじさんおばさん向けの政策を打った方が選挙で当選しやすいと考えています。

そうするとさらに若者の政治に対する関心が薄れる。このような悪循環があります。

欧米では若者の政治に対する関心が比較的高いです。スウェーデンでは30歳以下の投票率が80%を超えます。

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自動化の流れはコミュニケーションをスムーズにするだろうと思った出来事

グーグル翻訳アプリがリアルタイム翻訳に対応しました。

スマホ版「Google翻訳」でカメラのリアルタイム変換が可能に またGoogleが未来を実現してしまったか……

これは、アプリを起動してからカメラで英語を写すとその場で翻訳されるというもの。


ねとらぼ

しかし精度はまだまだのようで、ツイッターでは面白翻訳が出回っています。

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今と昔では買い物に至る行動が異なる。アフィリエイトは時代に合わせてやろう

アフィリエイトやるって人に覚えておいていただきたいのが、「昔と今では何かを買うに至るまでの行動が異なる」ということです。

昔は、新商品が開発されるとテレビやCMで大きく宣伝し、それを見た人が商品名を覚え、買い物に行った時に「あ、CMでやってた商品だ。買ってみよう。」となって買う、というのが普通でした。

でも今は、店頭にCMで流れていた商品があっても「あ、CMでやってた商品だ。本当にいいものなのかスマホで調べてみよう。」となるのが普通です。

今と昔では消費者の感覚が違うので、個人でアフィリエイトをするときには、ただ商品の紹介をするだけでは売れません。

Googleによると、2011年時点で消費者は平均10個以上のソース(情報源)から参考になる情報を見た上で店頭に足を運んでいるといいます。

今は情報がすぐに拡散する時代なので、CMや広告欄といった「マス広告」のように「どこで伝えるか」はあまり重要ではなくなりました。それより「何を伝えるか」が重要になっています。

良い情報は勝手にどんどん広がっていく時代です。それと反比例して大勢に商品名やサービスを認知させるだけではなかなか売れなくなってきています。

ですから、アフィリエイトをする人は、消費者が「これはほんとうにいい商品なのか調べてみよう。」となったときに探している情報を提供する、これを狙っていくことがポイントです。

「いかに良い情報をたくさん伝えるか」を核にして活動を続けるのがコツになります。

以下は、余談です。

私はCMを見たせいで避けていたサービスがあります。

それは映画の『バイオハザード』です。

バイオハザードはゲームがはじめに作られて、その後に映画化された作品です。

私が中学生のとき「なにやらすごいゲームがある」という噂を聞いて、ふだん遊びに行かない部活の後輩の家に遊びにいってプレイさせてもらったのが、初代『バイオハザード』でした。

衝撃でした。

人のいない洋館を探索していると、扉の向こうで物音がする。

扉を開けると廊下になっていて、突き当たりで人影がユラユラ動いている。

(うわぁ。これ絶対ダメなやつでしょ。)

近づくと画面が真っ暗に。

プレステがジー、ジージーと音を立てながら次のシーンを処理しています。

そいでパッと画面が切り替わるとムービーが流れます。ボロを着て肌が変な色をしている人間の後ろ姿が映し出され、何かクチャクチャ食ってるわけです。そいつが振り返る。

急に戦闘シーンになるのでこっちはパニック。

操作をミスります。ゾンビはゆっくりこちらに歩いてきて噛みついてくる。気持ち悪すぎてとりあえずレバガチャ(ボタンをめちゃくちゃに押すこと)したらゾンビが離れたので逃げる。

追ってくる。逃げるが壁にぶつかる。捕まる。振り払う。

後輩爆笑。

ゾンビはゆっくり歩いてくるんだけどそれがキモいんです。衣擦れの音や力なく唸る声が恐怖を掻き立てました。

これがバイオハザードの原体験です。

それ以来、プレステのジージーいう音が鳴るたびにビビるようになってしまいました。

だもんだから、映画のCMを見た時に「は?」ってなっちゃったんですよね。

ゾンビも主人公もとっても元気いっぱい。

ゾンビはヒャッホーてなノリだし、主人公も無敵すぎるし、音楽も映像も「とりあえず盛っとけ」といったラーメン二郎ばりのハリウッドテンプレートが「これじゃない」感でいっぱいでした。

(ああ、これはミラジョボビッチを売る込むための宣伝なのだ。)

CMを見てそう思っていらい、今まで映画は一作も見たことがありません。

あれから何年たっただろうか。

ひょんなことから映画『バイオハザード』が好きな妹と、映画を観にいくことになりました。

あまり期待はしていませんでしたが、観てみると、そこまでつまらなくもない。これはこれでありかな、と思いました。

もしCMであそこまで盛らず、別の媒体で「バイオのゲーム好きの人に向けた映画の広告」といったコンテンツがあったら、私は観ず嫌いをせずに観にいったかもしれません。

こういうことはよくあるのだと思います。だからそれぞれに合わせたコンテンツというものが必要になってきます。今は多様性の時代だしね。

食後すぐに自転車に乗ると逆流性食道炎になる可能性

食事の後に運動したい、という方は多いと思います。

私も食べてすぐに眠くなってしまう人なのでなるべく動くようにしています。

私は東京住まいなので、移動に自転車を使うことが多いです。山手線内なら電車で行くのと時間がさほど変わらないからです。

しかし、食べた後に自転車に乗るのは止した方が良いことがわかりました。

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安倍首相の2017年の施政方針をまとめてみた

ついに始まりました。

「第百九十三回国会」が。

世界ではブンデスリーガとか全豪オープンとかトランプ大統領就任とか面白いイベントがたくさんやってますが、日本でも「国会」をやってるじゃないか。

国会開幕に当たって安倍首相が「今年、こういうことやりまーす」と話していたことがあるのでまとめてみました。

「目標をリストにして毎日見ると実現する」と言われています。安倍首相はみんなの前で目標を宣誓しました。リストにするとものすごい数がありますが、一年が終わった時にどれだけ実現しているでしょうか。

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トランプ大統領就任演説をわかりやすさ最優先でまとめてみた

トランプ氏が大統領に就任しました。日本時間の1/21午前2時ごろに就任演説をされていましたのでまとめてみました。

政治家の発言の特徴は「明言を避ける」ということです。様々な美辞麗句や遠回しな言い方をするのでわかりづらいです。特定の国や人の名前が出てくるとわざわざ「名指しで指摘した」とニュースで取り上げられるほどです。にもかかわらず専門用語が頻発する。

私もそうでしたが、政治に興味がない人は彼らの話が念仏にしか聞こえません。

とはいえ、これから世界が大きく変わろうとしている中で政治に無関心なままでいるというのも不安ではあります。

そこで、わかりやすくまとめてみました。どうでしょうか。以下要約。

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安倍首相が年始に世界を飛び回っていたワケを首相自身が話してた、その内容をザックリまとめました。

リオ五輪の閉会式にマリオの姿で登場した安倍首相。

トランプ氏がアメリカ大統領に決まった際もすぐアメリカに駆けつけて挨拶をしました。

その後、2017年に入ってからもアジア各国を飛び回り、特にフィリピンの独裁者ドゥテルテ大統領にはけっこう好かれちまった安倍首相。

なんでそんなに世界を飛び回るのか、今までよくわかりませんでした。もしかして、マリオコスに味をしめて世界中を巡業しているのでは、と勘ぐっていました。

しかし私の考えは間違っていました。先日、記者会見で安倍首相はその考えを明らかにしており、以下の記事がバズっていたからです。

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なぜGoogleはタダで使えるのに一国規模の利益を生み出しているのか

タダのものが多くなりました。SoftBankユーザーは無料で牛丼が食べられるとか、マックでタダでコーヒーが飲めるといったキャンペーンが次から次へと打ち出されています。

これは当然販売戦略なわけで、特典に惹かれた人がSoftBankに乗り換えるとか、コーヒーのついでに他のものを注文することを狙っているものです。

一方、同じタダでも身を削るような思いをしてサービスを提供している方います。

例えば演劇やバレエの世界では出演者が営業マンを兼ねていることが一般的です。一人一人に観客を連れてくるノルマが課されることもあるといい、声をかける人がいなくて友人に来てもらうことも多いです。友人ですからお金は取れません。タダで観に来てもらいます。しかしタダにすることは自分の稼ぎがなくなるということですから、自分が苦しくなります。そうやってなんとか自分の好きなことを続けている人も大勢います。タダのサービスが当たり前の世の中にあって、そのしわ寄せを受けていると言えるでしょう。

テレビを始め、多くのメディアやIT系企業はタダでサービスを提供しているにもかかわらず莫大な利益を生み出しています。メールもタダ、検索もタダ、動画も通話もゲームもただでできます。私たちは一円も払ってないのに、その会社は世界有数の会社だったりするわけです。一体どういう仕組みになっているのでしょうか。

無料なのに利益が生み出せる秘密を、無料で手に入れた本で学びました。Kindleアンリミテッドでタダでした。今は終わってしまっているようです。

タダでもらったら後で倍返しさせられるんじゃないの?という誤解

昔から「タダより高いものはない」と言われていました。その意味は「タダでもらうと後で頼まれごとをされて余計面倒なことになる」ということです。

美味しい話なんてあるわけがありません。資料請求しただけなのにしつこく売り込みの電話がかかってくるとか、0円で契約したら勝手にオプションをつけられて解約時にものすごい額を請求されるという問題は今でもあります。

こういった問題が昔からあるので、ある年齢以上の人は「タダ」というと身構えます。私もその世代です。

しかし、若い人にはそういった警戒心がないといいます。なぜかというと本当にタダのサービスが多くなってきたからです。

たとえば、私たちがどんなにGoogleで検索をかけても、YouTubeで動画を見ても、Googleから請求が来ることはありません。後で高額な商品が販売されるわけではありません。若い人たちはそれが当たり前の世界にいるため「タダ」を素直に受け入れます。

今日のフリ ーはさまざまな見た目の矛盾に満ちている 。ものをタダであげることで金儲けができるのだ 。それは本当にタダだし 、金を払って得られるものよりも価値が高いことすらある。

なぜタダなのに利益が上がるのか。

タダでサービスを提供しているのに莫大な利益を得る。彼らがなぜ利益を生み出せるのかというと、無料のコンテンツのまわりでお金を稼いでいるからです。

メディアは無料コンテンツのまわりでお金を稼ぐ方法を 、顧客情報を売ることから 、媒体名の使用許可 、 「付加価値をつけた 」版の販売 、直接の eコマ ースまで数十も考えだした。

例を挙げると、スマホアプリは無料でダウンロードできるものが多いですが、使えるのは一部の機能だけで全ての機能を使うには課金が必要になるものが多いです。私は無理にでも無料を貫き通す派ですが。ゲームアプリではアイテム課金が一般的ですね。最初は「無料でやるぞ」と思ってるんですがハマってくると「このアイテムがないとヤツに勝てない…」課金、ポチッ。とやりたくなります。

また、YouTubeで無料の動画を見て有料のライブに興味を持つ場合もあります。私はもっか『フレデリック』のライブに行ってみたいです。

無料から利益を生み出す方法は、以下の3種類に分けられます。

*有料商品で無料商品をカバ ーする

サンプルを配れるのはそのコストが商品の代金に含まれているからです。ショッピングモールの駐車場が無料なのも店舗を経営する売上金からまかなわれています。
無料でテレビを見られる理由も、スポンサー企業の商品の売り上げ金でまかなわれているからです。

*将来の支払いが現在の無料をカバ ーする

「初月無料」のパターン。

*有料利用者が無料利用者をカバ ーする

廃課金者がゲームアプリの存続を支えているパターン。

タダが蔓延しているワケ

お金を払うという行為は心理的な抵抗を生みます。しかしタダなら「損はしない」という安心感が働き、試してみる人がぐんと増えます。

そのため、タダであることは競争優位性になります。市場でシェアを奪い既存のサービスを追いやろうとする時、「タダ」は有効な戦略の一つです。自由競争の原理が働いている限り、既存のものが安くなるという流れは変わりません。

今日 、市場に参入するもっとも破壊的な方法は 、既存のビジネスモデルの経済的意味を消滅させることだ 。つまり 、既存ビジネスが収益源としている商品をタダにするのだ 。すると 、その市場の顧客はいっせいにその新規参入者のところへ押しかけるので 、そこで別のモノを売りつければいい 。携帯電話による無料の遠距離通話サ ービスを考えてみてほしい 。それは固定回線の遠距離電話ビジネスを衰退させた 。

しかし、タダでサービスを提供しているだけではシェアは奪えても利益は生まれません。

ここで意識したいのが“無料のまわりに価値のあるものが生まれる”という原則です。

潤沢にあるモノのコストが底値にまで下がるとき 、その商品に隣接した別のモノの価値を押しあげることがある 。マネジメントの専門家であるクレイトン ・クリステンセンはこれを 「魅力的利益保存の法則 」と呼んだ 。

抽象的なたとえですが、水は常に下に流れていきます。流れていって下にたまる水が多いほど、蒸発して上に上がる水分も多くなります。

“本当の意味でのタダ”は存在しません。目には見えませんが“利益保存の法則”は働いていて、たとえ何かをタダでもらっているとしても、私たちは何かしらの労働力を払っているんです。

グ ーグルで検索をするたびにユ ーザ ーは 、タ ーゲット広告のためのアルゴリズムにグ ーグルが磨きをかけるのを助けている 。それぞれの場合で 、サ ービスを利用する行為は 、なんらかの価値を生みだしている 。それはサ ービス自体を向上させることだったり 、どこかで役に立つ情報をつくることだったりする 。知る 、知らないにかかわらず 、私たちは何か無料のものを手に入れる代償として労働力を提供しているのだ。

膨大なデータを集めているGoogleやFacebookなどは、ユーザーの動向を分析して適切な広告を表示させて利益を得ているんですね。

すべてのものは時間が経つにつれて安くなります。技術が進歩するからです。パソコンは昔は個人が買えるようなものではありませんでした。今私たちが使っているパソコンは、昔ロケットを発射する時に使っていたコンピュータより優秀です。

既存のものが安くなる流れはこれからも変わりません。今も物価上昇率が上がらなくて問題になっていますが、それは時代の流れです。産業革命が起こった時に工場の24時間稼働が可能になってモノが安く手に入るようになったように、今の技術革新でも同じ現象が起きています。

何でもかんでも安くなっているように見えますが、そのまわりで希少で価値のあるものが生まれていることも事実です。なぜなら“利益保存の法則”がはたらいているからです。だから何の価値が上がっているのかを見つけなければなりません。

水が常に低いところへ流れるように 、経済も潤沢なほうへと流れた 。あらゆる製品はコモディティ化 〔競合商品のあいだで機能 、品質 、ブランド力などの差異が失われ 、低価格化 ・普及品化すること 〕されて安くなっていき 、企業は儲けを求めて新しい稀少性を探した 。

潤沢さにもとづく思考は 、何が安くなるのかを見つけるだけでなく 、価値がどの方向へ移ろうとしていて 、その結果 、なんの価値が上がるのかを探ることで 、それを利用しようとすることでもある 。

あらゆるものが安くなる流れの中で、私たちは「どこに利益が生まれているのか」を見つけ、「どう振る舞うか」が重要です。

たとえば株式売買などの人間の仕事をコンピュ ータに教えれば 、その仕事のコストはほとんどゼロになり 、仕事のなくなった人間はもっとむずかしい仕事にチャレンジするか 、そのままでいるかにわかれる 。前者は前よりも高い給料をもらえるようになるが 、後者の給料は下がる 。前者はある産業が潤沢なモノに満たされるときのチャンスとなり 、後者はお荷物となる 。

おわりに

自分のサービスを安売りするのは良くありません。演劇でもバレエでも価値を提供しているのだからお金を取るべきです。しかしそのための布石をまずは“無料で配る”という手法を使う必要があります。

タダで集まる人は意識が低いと言われます。大切に思ってくれません。

だから、ウェブで無料でコンテンツを提供していれば多くの人が集まり、その中の意識の高い人がお金を払って会場に足を運んでくれます。

もっとクオリティの高いサービスが無償提供されてしまっている現状があるのはもったいないのだから、マーケティングをきちんとやるべきだと思います。無料からサービスを展開するならブログはオススメです。

ブログは無料で 、通常は広告もないが 、私たちがブログを訪問するたびに何かしらの価値が交換されている 。コンテンツを無料とする代わりに 、私たちがそのブログを訪問したり 、そこにリンクを張れば 、そのブロガ ーの評判が上がる 。ブロガ ーはその評判を利用してよい仕事を得たり 、ネットワ ークを広げたり 、多くの顧客を見つけたりできる 。

才能の差は車種の違いで努力の差はドライバーの違いのようなもの

成功するために才能が必要か努力が必要かと語られることがあります。

この論争に一つの結論を出すことは難しいかもしれませんが、私の考えは「どちらも必要」です。

「努力は第二の才能」と言われることがありますが、努力したことが自分の血肉となり才能になることは十分にあり得ることです。

圧倒的な才能の差がある場合は努力では埋められない壁があるのは確かですが、いくら才能のある人でも自分が何もしなければ才能のない人に負けることもあります。

これは例えるならフェラーリを持っている人でも運転をしなければハイエースで全力で走る人に負けるということです。

もっと単純な例を言えば、ウサギも走らなければカメに負けるということです。

だから才能と努力は車とドライバーのような関係であり、どちらも欠かすことができません。与えられた車がどんなものかは自分には決めることはできません。しかしそれを見てどう使うかは自分次第です。

自分に与えられた車がハイエースだった場合に、「こんな車じゃ競争しても勝つことはできない。一生フェラーリの後塵を拝んで生きる人生か。」と考えるのか「中にモノいっぱい入るじゃん。フェラーリってのは中がずいぶん狭いんだな。」と考えるかで努力する方向も成功する確率も変わってきます。

世の中には、才能があるにもかかわらずそれを本人が自覚しておらず努力をしていない場合もあります。

もし自分の考え方のせいで自分の才能を閉ざしてしまっているとしたらもったいないことです。何もできないという人は1人もいません。こう言うと失礼ですが、たくさん食べられるという理由だけでユーチューブで成功したりフードファイトの本番アメリカに渡って多額の賞金を稼いでいる人もいます。

「やればできる」ということはたくさんあります。むしろ一つのことに才能のある人は他のことには向いていないことが多いです。将棋の羽生さんがフィギュアスケートができるかというと違います。同じなのは「羽生」という名前の漢字だけです。どちらがより才能があるとは比べられません。そうした才能の差は、競うものではなくてお互いに補い合う関係であろうと思います。